お施餓鬼(せがき)法要の目的は、餓鬼(がき)という迷える魂に、飲食(おんじき)を施すことです。その善行が功徳となって、自分の心の中の欲望を戒め、さらにご先祖さまの霊を、成仏へと導いてくれます。
これは、お釈迦さまの弟子の阿難尊者(あなんそんじゃ)が餓鬼に取りつかれたとき、お釈迦さまの教えに従って餓鬼に供養をし、災難を逃れたことに由来します。
人の一生は、どんな生き方をするかで決まります。傷つけ奪い合う生活をすることで、人は餓鬼にもなります。お施餓鬼は、傷つけ奪い合う心の恐ろしさを戒める行事なのです。
貞福寺では、お施餓鬼法要を毎年8月16日に近隣寺院の僧侶を招き、盛大に執り行います。ご先祖さまへの卒塔婆供養のお申し込みは3000円で受け付けております。